印刷のプリプレス工程とは

印刷の分野にプリプレスと言う言葉があります。プリプレスと言うのは、プレスの前工程と言う意味になるのですが、印刷を行う上でのプリプレスはとても重要な工程でもあるのです。今回はこのプリプレスの流れについて説明をする事にしましょう。プリプレスとなる工程は、原稿作成から印刷で利用する刷版の制作までの過程となります。原稿作成は、印刷の元となるもので、小説などの本の場合は作家となる人が執筆を行う事がこれに該当します。また、ファッション系の雑誌などの場合は、ライターが取材を行い、原稿をまとめ上げる事がこれに該当するわけです。しかし、雑誌などの場合は、写真が多く掲載されますので、カメラマンが写真を撮影すると言う事も原稿作成の分野に含まれるわけです。原稿作成と言うのは、原稿を書くという事だけではなく、写真を撮影したり、イラストを作成したりする事も含めて行う必要があるわけです。

しかし、どのような写真を入れるのかや、どのようなイラストを入れるのかは、原稿を書き上げる人が中心となり決めていく必要があります。大半の場合は、写真は後から仕上がるものであり、どのような写真を撮影するのかと言うよりも、撮影された写真をどこにどう収めていくのかを考えるというケースが多くなります。そのため、必要に応じて写真撮影を追加で行うと言う事もあるのです。写真やイラストと言うものは、あくまでも素材として用意するものです。後は、原稿となる文章をライターの人が書き上げて、それぞれのページを作り上げていくのです。ページが完成すると、それをパソコンを使い組版を行います。組版はDTPと呼ばれる専用のアプリケーションを使い制作をしていくのです。昔は、パソコンなどがありませんでしたので、版下となるものは全て手作業で行っていましたし、文字についても写植を使い、文字を1つずつ組み合わせて作成していたわけです。今では、パソコンの画面を使い、文字を入力したり、写真を挿入したりととても簡単に作業を行えるようになったのです。パソコンで版下となるものが作成されると、版下をフィルム撮影をしてポジフィルムを作成します。

ポジフィルムは、そのままでは刷版として利用出来ませんので、それをネガに反転させてから刷版に焼き付けるのです。刷版は印刷の元版となるもので、この刷版が完成するとプリプレスとしての工程は終了となり、あとは印刷の機械にセットすれば印刷が開始されることになるのです。

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